Digital Commerce

Payment x Customer Engagement

2019.7.29

賑わいを見せるキャッシュレス決済市場。政府はキャッシュレス決済の普及を掲げ「キャッシュレス・ビジョン」を策定。 2025年の大阪・関西万博に向けてキャッシュレス決済比率を40%、将来的には世界最高水準の80%とする目標を定めた。 ことにスマホ決済においては、各決済事業者が大型キャンペーンを張り、キャッシュレス市場の覇権争いが過熱している。消費者や企業の行動が大きく変わり始める中で、顧客とのリレーションをどのように築き、高めていくか。
NTTデータのスマホ決済プラットフォーム”CAFIS Pitt”は、決済を通じて顧客エンゲージメントの向上をもたらすー。

1.Adopting “CASHLESS” in Japan

現在の国内キャッシュレス比率は18.4%。国内のキャッシュレス市場規模は約240兆円規模(※1)とされており、金融機関のみならず、ネットから進出したデジタルプラットフォーマーや流通・サービス事業者等、多様な業態の決済事業者が当該市場を巡って活況です。リアル店舗などオフラインの世界をオンラインデータ化し、データ利活用を目論むプラットフォーマーが数多く乱立しています。

各国のキャッシュレス決済比率の状況(2015年)

2.Mobile Payment x Customer Loyalty

ペイメントを取り巻く市場変化が激化している中、顧客との関係をどう築いていくかー。キャッシュバックなど還元率の高い○○ペイを使えるようにすることは、新規顧客流入に繋がるかもしれません。しかし、それだけでは顧客との取引継続は約束されないでしょう。自社ならではの顧客ベネフィットを創出し、いかに自社のファンになってもらうかが重要です。それはお得感のある自社ポイントかもしれませんし、気前良く送られてくるクーポンかもしれません。もしくはフリクションレスな心地よい購買体験かもしれませんー。
それを実現するのが自社独自で決済手段を提供する“自社Pay”です。自社Payは、自社のスマホアプリなどを通じて決済手段を提供することにより、自社ならではの顧客体験向上を図り、顧客ベネフィットを最大化することを目的としています。

企業から見たキャッシュレス決済手段の位置づけ

顧客のファン化にはお金がかかるし、更にはキャッシュレス決済比率が高まると企業にとっては加盟店手数料が課題です。クレジットの手数料率が頭打ちになっている企業も多いでしょう。自社Payで決済手段をハウスプリペイド、銀行口座、提携クレジットなどの支払いへ仕向ければ、加盟店手数料の削減も見込めます。例えば、その削減したコストを顧客へインセンティブとして還元し、囲い込み強化に繋げることも可能になってきます。海外ではそのような事例も出てきており、自社Payをプリペイド型で利用した場合にインセンティブを多く与えることで、来店頻度と購買単価を大きく伸ばしている例があります。

3.Solution of CAFIS

NTTデータのCAFISは、国内最大の決済プラットフォームとして様々なソリューションラインナップを取り揃えています。前述の自社Payを実現するソリューションとしては、スマホ決済プラットフォーム「CAFIS Pitt」が提供可能です。CAFIS Pittを活用すれば、企業の自社アプリに簡易に決済機能を組み込むことが可能であり、決済手段はクレジットカードや銀行口座などの様々な決済手段が組み込み可能です。決済を自社で取り込むとなると、セキュリティレベルの担保が必須ですが、NTTデータは35年間CAFISを運用してきた知見を持って、万全なセキュリティレベルで提供可能です。決済を取り込んだ多様な自社ならではの施策や顧客利便性の向上、新たな店舗チェックアウト形態への活用など多様なシーンで活用いただけます。

スマートフォン決済プラットフォーム「CAFIS Pitt」

さいごに

買い物は”体験”であり、買い物の数だけストーリーがあります。ふらっと立ち寄った店舗での体験、それが忘れられない体験になることもあるでしょう。私自身も過去のそんな体験がまたその店舗へ足を運びたい気持ちを呼び起こします。英語やゴルフなどやりたいことで溢れている日常の中で、あのお店は私の期待に応えてくれるんじゃないかー。そんな心の内なる希望を満たす体験に期待感を持って足を運ぶものです。リアル店舗の価値は商品を売るだけでなく、企業への愛着や信頼を強力に刺激する”体験”をもたらすことが大切になってくるでしょう。そんな顧客エンゲージメントを呼び起こす”体験”を我々と共創してみませんか。

プロフィール

株式会社NTTデータ
ITサービス・ペイメント事業本部 カード&ペイメント事業部
大歳 さゆり

NTTデータ入社後、カード&ペイメント事業部にて、石油元売企業向け決済サービス、ハウスプリペイドカードサービス「PaySpremeHouse」等の企画に従事。現在は、スマートフォン決済プラットフォーム「CAFIS Pitt」の企画に携わり、主に流通企業向けに顧客接点および店舗接点のデジタル活用を提案している。

参考

  • (※1)2018年度の日本の民間最終消費支出 は約300兆円(総務省統計局調べ)。この民間最終消費支出が横ばいと仮定し、政府目標のキャッシュレス比率80%が達成されるとみなして試算。
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